一般の方のサーブをみていると、ラケットヘッドが走っていないことが多いように思います。どうやったらラケットヘッドが走るようになると思いますか?前回の記事ではラケットヘッドが走るということは、ラケットヘッドをしっかり返すことであると解説いたしました。まずその前提としてラケットをしっかり腕全体で振っていくためには手首支点でも、肘支点でもなかく、肩支点でしっかりラケットを振っていくことです。そして、ラケットヘッドを走らせる、しっかり返すためには打球の仕方にポイントがあるといいました。具体的にはどういうことなのでしょうか?
サーブするときにラケットヘッドを
走らせることができていますか?
ラケットを全力で振らなくても
ヘッドが走る、ヘッドが返れば
力をいれなくてもしっかり
スピードは出せます。
ラケットヘッドをはしらせる、
返すとはどういうことなのでしょうか?
サーブにおいて、ヘッドを走らせることというのは、腕を折りたたむことである
言っていることが難しい?
そんなことができるはずがない?
簡単ですよ。
そしてけがしません。
一番けがしやすいのは
力いっぱい振ったときに
ラケット、腕、手首が一本の棒のようにまっすぐに
なった状態で打ち終わり、その先の手首が掌屈してしまった状態。
回内せずにまっすぐ
振り切ってしまった場合です。
これ、けがします。
すべてが伸びきってしまった状態だからです。
体に無理が発生しています。
アマチュアの方の多くが
実はこの状態にむけて
力いっぱい振ろうとしています。
ですが、これやると体が壊れます。
ヘッドは全くはしりません。
バックスピンがかかったサーブに
なってしまいます。
これが力いっぱい振ることだと
勘違いしている方がものすごく
多いです。
なぜか?
正しいサーブの振り方を
教えてもらっていないからです。
そして、何よりサーブは力強く
振るもんだという勝手な
思い込みがあるからです。
一番残念なのは
ラケットヘッドが返らないので
ヘッドスピードが遅すぎると
いうことです。
実証してみましょう。
a )体の横に前腕と、上腕をあげて90度の角度をつくります
b )手首をあえて横に向ける(体の外側に向ける)
c )その状態で180度になるまで振ってみる
d )痛みはしりますね!
これがやってはいけない羽子板サーブです。
正しくは
①体の横に前腕と、上腕をあげて90度の角度をつくります
②腕をそのまま前に倒す
③痛み走りませんね。
実はこの動きが一見すると不自然な気が
していたと思いますが
一番普通の自然な動きになります。
サーブで腕を折りたたむと
いうことはこのことにほかなりません。
みんな無理して、a)~d)の間違った最初の方法で
振ろうとしているんです。
①~③が打球するまさにその瞬間の
腕の動きです。
③が終わった瞬間、
肘頭が少し上に持ち上がるはずです。
ということは腕全体が
しっかり使えている、肩支点で
しっかり振れているということになります。
ラケットヘッドがはしる、返るというのは
腕を振るイメージよりは
折りたたむというイメージです。
このあたりの動作がなれてきて
速くできれば次第に振れるように
なってきます。
この動きをしらないで
ラケットを一生懸命振っても
サーブはうまくなりません。
そして何よりけがします。
このあたりは前回の復習を兼ねて
補足いたしました。
打球する瞬間のラケットは必ず斜めになった状態打球する。
本日はその先に話を進めます。
先程の①の形にラケットを
差し込むと
ラケットは斜めに生えてきますね。
だからラケットが地面と垂直に
まっすぐ立ち上がって打球することなんていうのは
あり得ないことになります。
まっすぐ立ち上がった頂点で打球する
イメージを持っている方が
意外に多いです。
力強く打球する時はラケットは斜めに当たるはずです。
まず、ラケットは斜めに当たるということを
ご理解いただいたうえで
打球した後は、ボールとラケットは離れ離れになっていく
(正しいラケットスイング)
この離れ離れになっていった瞬間
ヘッドがすとんと返ります。
離れ離れにならないと
ヘッドは返りません。
(間違ったラケットスイング)
下の(間違ったスイング)では
手首が邪魔をしてしまって
ラケットヘッドが
返らない(下に振り切れません)のが
お分かりいただけると
思います。
離れ離れにスイングしていくことで
体とラケットの間に
空間的スペースが生まれ
ラケットヘッドが返していく
場所が生まれます。
間違ったイメージで
フラットサーブを
打とうとされる方が
非常に多いです。
打ち下ろすには
身長が足りないはずです。
正しいラケットスイングを身につけるためのとっておきの方法:
我がサイトによくお越しの皆様
ならすぐお分かりですね!
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ボールとラケットが離れ離れに
なっていく感覚を
養うには
まさにこのスポンジボールで
正しいスイングの最初の写真の
状態からゆっくり打球することを
お勧めします。
あるいは、
ボールを手に持った状態で
離れ離れになる感覚を
手に何度も覚えさせる
ことも有効です。
ラケットの握りはコンチが大前提です。
厚いグリップでしかサーブが打てない方は
この方法だとドフラットに当たってしまい
効果はありません。
薄く握っているから
ラケットが右に逃げていく
感覚がつかめるようになります。
そして、実はこの時
打点は案外近くであることに
気づくはずです。
ボールが前すぎると
ラケットヘッドは
返りません。
以前からずっと
お話してきましたが
トスは案外体の近くである、
つまりラケットヘッドが
走る、返しやすい場所というのは
体の近くであることも
感じられるはずです。
また、ラケットの内側で打球
することも忘れてはなりません。
ラケット右側で打球すると
ラケットヘッドが
返りにくくなります。
このあたりの感覚は
スポンジボールで
ゆっくり行うことで
正確に身につけることができます。
打球し終わった後のボールの回転も
しっかり横回転と縦回転が
かかっているのがよく見えるはずです。
これがスポンジボールの良さであって、
通常のボールでは
回転も見えないですし
手に残る感覚が薄くなってしまいます。
この方法はJrの皆さんにも
良くお勧めしています。
私も小さい時から何かにつけよく
スポンジボールを使って練習してきました。
最後に大事なことですが
打球し終わった後は
打球面は右側に向くことを意識してみてください。
正しいスイング軌道も身につくはずです。
本日もありがとうございました。
次回は後編として、もう一段加速させる方法を
解説します。
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