ボールを潰す感覚、掴む感覚がイマイチ分からない。中上級の方でもさっぱり潰す、掴む感覚が分からないという方いることを知っています。よく相談されるからです。本日はその練習法までご紹介します。
今から遡ること40年前
私は幼稚園年長でした。
その時のラケットは
当然ウッドでした。
ウッドのラケットの時代と
現代のテニスは全く違う競技のようです。
クリス・エバート選手がウィンブルドンで戦っている
動画とか見ると衝撃をうけるのではないでしょうか?
動画ってホント素晴らしいですね。
いろんな画像がのこっているなんて。。
ウッドのラケットを3代使い倒しました。
父がラケットを軽くするために
のこぎりでグリップエンドから何センチか
カットしてくれていました。
ウッドのラケットはど真ん中に
綺麗に当てないと飛びません。
ど真ん中に綺麗にあたれば
それほど現代のラケットと大差ないくらい
飛んでくれますが
少しでも真ん中を外すと
がシャリます。
ボールが飛んでくる方向に
ラケットの軌道を合わせるという打ち方です。
当時のスイングと今のスイングが
全く違うことがよく分かるかと思います。
マッケンロー と コナーズが
戦っている時の動画もありますが
やはり打ち方が違います。
彼らの幼少期のラケットが
ウッドだったからでしょう。。
ウッドで育った世代と
カーボンやチタンで育った世代では
打ち方が全く違います。
年配の紳士淑女の中で
ウッドが長かった方のスイングは
みればすぐわかります。
現代テニスとウッド時代のスイングの一番の
大きな違いはおわかりですか?
現代ラケットとウッドラケットでは
ボールの飛びが全く違うんです。
何がいいたいのか!?!?!?
押すことを強調するコーチは
ウッド時代のコーチに教えられてきて
そのまま皆さんに教えているだけです。
なんにも自分の中で咀嚼せず
教えてしまっているということです。
私はウッドを3代使い潰しました
そしてアルミニウムのラケット3本
そして、カーボンラケットとすべて経験してきています。
中学の時のアルミニウムラケットを
使用した段階ですでに
押しはちょっと違うなとすでに感じていました。
今から30年前です。
押すとスイングの軌道が ??? になります。
もっと押してというアドバイスを
トップスピンを打とうとする時に
いわれたら間違いです。
できるなら、それは軌道がおかしいはずです。
では何が正しいのか
押すというイメージを持ちすぎると
コートへの収まりが悪くなります。
ラケットが飛ぶようになってきたからです。
私はウッドの頃の名残でそれでも飛ばないラケットを
選択しています。
芯で食ったショットは完璧な働きを
してくれます。
そんなラケットが好きです。
「掴む」「潰す」ことの効果
・体重を乗せる、体重を伝える時間が取れるため
重いボールが打てる
・しっかり回転がかけられる
・コントロールができる。
トップスピンを打つにはこの感覚が必要です。
では、ボールを「掴む」「潰す」感覚がよくわからない
この感覚を感じたことがないという方の練習法を
ご紹介します。
私が発明したものではありませんが、
出どころもわかりません。
練習法
自分の後から、ネット側に手出ししてもらい
自分がそのボールを追い越してうつような練習。
何度もベースラインに戻ってリスタート。
結構きついです。
トップスピンに慣れていない方だと
ボールさわれても
持ち上げることができないのでネット
することが多いと思います。
この練習は友人から教えてもらった方法ですが
友人は「押す」練習といっていましたが
これは誤りで「掴む」「潰す」練習になると
指摘しましたがとてもよい練習方法です。
ボールを掴みに行くの結構難しいです。
ボールを持ち上げて落とすことで
ボールを掴む練習ができます。
決して押し込むような打ち方はやめて
ボールの持っている軌道に抗って
持ち上げられるように打つ練習をします。
なれてくるとその手出しのボールに
順回転をかけてもらってさらに
前へ行く推進力をさらにあげたボールにして
持ち上げる練習もできます。
私はこの練習を教えてもらってから
必ず練習に取り入れていて
シングルバックハンドのトップスピンの
練習をしています。
バックハンドはさらに難しくなるでしょう。。
大事なことはボールを持ち上げて
強制的にしっかり落とすという
イメージを保つべきです。
まだまだオススメの練習方法もご紹介できればと
思います。
本日もありがとうございました。
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