ラケットの振りがすごいのに、リターンしやすいサーブ、ラケットの振りは弱いのに、なんだかリターンしにくいサーブ。サーブは見た目ではなかなか判断しづらいもんですね。なぜこんな違いが発生するのでしょうか?
上級者の方で
ものすごいパワフルな振りをして、
ボールの回転量も半端ないと
いう方がいました。
でもとてもリターンしやすいようで
みんな踏み込んでリターンしていました。
実はこれは私です。
高校生の頃に指摘を受けました。
回転をかけ、それもやたらと強い
回転をかけて打球しているのに
みんな踏み込んでリターンしてきました。
セカンドサーブになると
ポイントを失うことが
ものすごく多いことに気づきました。
いまだったらもっと早く気づけたのでしょうが
スマホで自撮りするなんてことは
簡単にできなかったので非常に苦労しました。
やたらと回転が強すぎるサーブは要注意です。
原因はお分かりの通り
あたりが薄すぎたということです。
解決策は当然あたりを強くすればいいんですよね。
しかしここで厚く打球するための
運命の分かれ道があります。
①グリップの握りを少し厚くする
②スイングの軌道を確認する
いらっしゃらないと思いますが
①は絶対にやってはいけません。
厚いグリップではサーブは
打てません。
厚くしていくということは
限りなく羽子板サーブに近づいていくと
いうことになるんでしたよね。。。
正解は②です。
サーブがやたら回転がかかって、薄いあたりになってしまっているという場合はスイング軌道がおかしい。
スイングの軌道を
改めてスマホで撮影してみてください。
軌道がおかしいはずです。
薄いあたりになるスイング軌道になってしまっている
はずです。
たまに初心者のかたで
グリップが厚くてものすごい強い回転を
欠ける強者がいますが
その方の話ではありません。
しっかり薄いグリップで
サーブが打てる方を前提として
お話します。
①間違いの写真
![](https://haisaitennis.com/wp-content/uploads/2022/11/6D333337-59BB-4835-B90B-8F4FF8D5CFAC-e1669149187928-500x377.jpeg)
![](https://haisaitennis.com/wp-content/uploads/2022/11/F6DE0A44-8EFC-4E61-859A-39B1C7D4ED11-e1669149213364-500x313.jpeg)
②正しいほうの写真
![](https://haisaitennis.com/wp-content/uploads/2022/11/7E0FA37F-FEC8-469B-AD4F-C3F0FC48C389-e1669149741269-500x377.jpg)
![](https://haisaitennis.com/wp-content/uploads/2022/11/1137F362-C24F-48BA-9154-D6715EE0B587-e1669149764398-500x335.jpg)
![](https://haisaitennis.com/wp-content/uploads/2022/11/171494FF-A6FE-48DC-AACA-D108D2C4761E-e1669149794971-500x273.jpg)
②の一連の写真のほうが
正しい写真となりますが
おわかりいただけましたでしょうか?
私も疲れてくると
高校生の時の自分がひょっこり
顔をだしてきて
①の間違った方の写真に
なっていることが
よくあります。
①と②の写真の大きな違いはなんでしょうか?
パット見も②の写真の
方がよりダイナミックに
振れていますね。
ちなみにフラットサーブ、スピンサーブ、スライスサーブ
キックサーブは
以前にも書きましたが
ほとんどスイングの軌道は同じです。
②の写真の軌道で
振っていきます。
私の場合はトスの位置で
サーブの種類を
打ち分けているだけです。
初心者の方が
②の写真をみて
こんなサーブは打てない
なんていう方は
後日簡単に打てるように
なる方法をアップしますので
ご安心ください。
①と②の写真の最大の違いは
ラケットを振っていく方向です。
①の写真は相手方向にラケットを
振ってしまっているのに対して
②の写真はしっかり横に振っていけています。
何故相手方向に振っていっては
いけないのでしょうか?
ラケットのグリップは
コンチネンタルかそれより
薄い握りでしたよね。
この握りで相手方向(前方向)に
振ってしまうと
ラケットとボールのあたりが
薄くなってしまうからです。
パワーのある、
スイングスピードがしっかり出せる
方に非常に多いパターンです。
やたら速く振れるのに
バウンド後失速して相手から
叩かれる。
これはラケットとボールが
薄くあたりすぎてしまっているからです。
握りを変えようなんて思わないでください。
スイングの軌道が
間違っているという大きな
問題なんです。
薄く打球していても
パワーでボールを前に飛ばすことが
できるので相手コートまでは
届きますが、バウンドした後の
推進力が足りず叩かれてしまいます。
ボールは回転量が多くなる分
重くはなりますが
慣れられてくると
リターンは決して難しくはありません。
①の写真と②の写真とでは
ラケットの開き方も全くちがいますね。
①のようにラケットの開きが足りないということは
バウンドしたあとの推進力も足りないということになります。
人より強い回転が
かかっているのに強打されてしまうと
いうことはあたりが薄すぎると
いうことです。
セカンドサーブであっても
のけぞらせることができるくらいの
サーブを打ってみたいですよね。
サーブは横にふっていかなければならないと
いうことです。
そして、①の写真をみて
ある人は「体の開き」が
問題であると気づくかもしれません。
確かに①の写真は体の開きが
早すぎると気づくでしょう。
だから一生懸命に体を残そうとして
横向きを無理に維持しようと矯正するでしょう。
そうすると、ラケットが振れないことに
気づくはずです。
フォアハンドも、サーブも
体の開きを矯正しようと
すればするほど
ラケットは振れなくなってしまいます。
テニスでは
体の開きは矯正しようとするものではありません。ただしいスイングをしていれば体は開きません。
正しいスイングをしていれば
体は自然に開かなくなるものです。
①の写真をみて体の開きの問題であると
いう単純な問題でもありません。
よって、次回ラケットを横に振っていくということは
具体的にどういうことなのか?
なぜ体が開いてしまうのか?
初心者でも確実に②の写真のように
打つことができるように
具体的なイメージを説明いたします。
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