ボレーするとなぜかガシャる、チャンスボールほどガシャる。こんな経験をしていませんか?リラックス、リラックスなんて言われてもいざボールきたら固まってしまう。それは力が入りすぎているからという問題では片づけられない重要な盲点が存在しているかもしれません。ガシャらないボレーを行うための方法をご紹介します。
レッスンではボレーが上手なほうなのに
いざ試合になると
ミスヒットしてしまう。
結構多いです。
コーチからもっと柔らかくとか
リラックスとかいくら言われても
ガッシャっている以上
そんなアドバイス全く
役に立ちませんよね。
原因お分かりですか?
本日はボレー連載シリーズの
第3回目です。
ボレーをガシャってしまう最大の原因は
力を入れるタイミング
ボレーはラケットを振らないと
何度も申し上げてきました。
ボールを飛ばすのは
ラケットを強く握るタイミングです。
ラケットを強く握るタイミングが
ずれてしまっているからガシャるんです。
普段の練習ではうまくいっても
実際の試合でガッシャってしまう方の
多くがこのタイミングをおろそかにしている
ことが多いです。
普段なんとなくやっていることは
試合では如実にミスする原因として
表面化してきてしまいます。
普段の練習から意識できていないものは
試合では修正することはできません。
普段の練習でしっかり意識できているものは
試合ではしっかり修正できるもんです。
ここでラケットを握るという行為について
ものすごく誤解されてしまうことが
あります。
それはラケットを握るという行為は
単純に手の中で行われるという誤解です。
ラケットを握るという行為は
ラケットを握る手から前腕→上腕
→肩、そして最終的には
体幹を決めるということです。
その証拠に
ラケットをポンと右手で打球するしぐさを
おこなってみてください。
そうするとどうでしょう、
実はひそかに左の脇の下あたりにグイっと力が
はいっていることにきづきませんでしたか?
グイっとしっかり握るということは
腕を出しても反対側の腕でバランスを
とれるということを意味しています。
ぶれない体幹を作ることを意味することであって
単に手のひらで握ることではありません。
まず前提条件はここです。
この前提条件がおわかりいただいたうえで
進みます。
さて、ではラケットをしっかり握るタイミングがずれている
ことでガシャると申し上げました。
このタイミングは普段の練習でもしっかり
意識して、何度も意識して練習する必要があることを
強く主張します。
それは体幹を保つためでしたね。。
ではこのラケットを握るタイミングを
どうしたらもっとよくなるのか
そのとっておきの練習方法を
ご紹介します!
これまでに何度も私の
記事を見にきてくださっている方なら
もうおわかりですね!!
これです!
このスポンジボールの実力を
甘くみてはいけません
何もちびっ子のためだけの練習道具
ではありません。
ボレーが苦手な方には最適な練習道具です。
スポンジボールの特性:
・高反発であるということ、至近距離の中ではよく飛んでくれる
・ふわっとしているため、打球した後の回転がよく見える
・打感がわかりやすい、ミスヒットしたときがわかりやすい
このスポンジボールの特性をしっかり使います。
スポンジボールの使い方はごくごくシンプルです。
スポンジボールは当然軽いので遠くには飛ばせません。
まずは、2mくらいお互いはなれて
ボレーボレーするだけです。
至近距離だと飛びすぎるので
最初は手出ししてもらってもいいかもしれません。
2mくらいはなれてボレーボレーするときだって
高反発な分つなげていくのは大変難しいはずです。
先日からお話してきている通り、
完全な真芯で打球したらどうなりますか?
飛びすぎますよね。
10の力で打球したら12だったり15だったりの出力で
飛んでしまいます。
受け手側は急いで身構えなければなりません。
いかに真芯で打球することが
ボールをコントロールしづらくなってしまうかを
証明しています。
また、ラケットを速く強く握りすぎてしまうと
これまた飛びすぎてしまったりします。
アンコントロールの状態です。
スポンジボールを使って
至近距離でボレーボレーをすることに
よってラケットの握りのタイミングを
明確に意識できるようになります。
意識づけが可能になります。
そして、オフセンターで打球することが
いかに楽にボールをコントロールできるかを
実感できます。
また打球したあとのスライス回転が
しっかりかかっているかも
よく見ることができます。
ボレーも球数こなせば
上手くなるといわれるかもしれませんが
われわれアマチュアにとって
そんなたくさんの練習時間を確保することは
できません。
レッスンの始まる数分だったり
テニスの練習会が始まるまでのほんの数分でも
相手さえいれば是非付き合ってもらいましょう。
その効果に驚くはずです。
そして、実はこの練習が
体幹を使ったボレーを行うコツを
掴むことにつながるのです。
ボレーもしっかり体幹を使うんですね。
ラケットをもっていない反対の手は
重要な役割をになっています。
至近距離で行うスポンジボールを
使ったボレーボレーは
ボールが飛びすぎる分
細かいステップが必要だったりします。
細かいポジショニングだって必要です。
遠くからバウンドしてくる
スーパーボールを捕球するのが大変なのと
同じことです。
細かく微調整する力が育まれます。
最後に書き忘れてしまいましたが
しっかりオフセンターで打球して
スポンジボールをコントロールできるように
なると
音が変わってきます。
最初はカシュとかガサとか
不快な打球音であったものが
上手に打球できるようになってくると
来んとか、重みのあるゴンとか
いった音に替わってきます。
そしてどんどん技術が向上してくると
どんな体勢で捕球しても
同じ自分なりの一定の音を
出せるようになります。
こうなればあなたのボレーは
実際のボレーを打った時には
開眼しているはずです。
実際のボールでは、飛びすぎてしまうために
今発生しているあらゆる問題が
けされてしまっていますので
是非スポンジボールで課題を
みつけてみてください。
本日もまことにありがとうございました。
トップスピンを打つために必須の練習器具はこれです。
後日使い方を解説いたします。
手指のケアしてますか?日中はぬるぬるするので塗りませんが
寝る前には必ずぬってます。
忘れないように枕の上にいつも置いています。
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